lessコマンドとは?Linuxで長いファイルをスクロールして表示する方法を初心者向けに解説

Linux

lessコマンドとは、Linuxでファイルの中身をスクロールしながら表示するためのコマンドです。

Linuxでは、設定ファイル、ログファイル、メモファイル、スクリプトファイルなど、さまざまなテキストファイルを確認しながら作業します。

短いファイルであればcatコマンドで中身を表示できますが、長いファイルをcatで表示すると、画面が一気に流れてしまい、内容を確認しづらくなります。

そこで便利なのがlessコマンドです。

lessコマンドを使うと、ファイルの中身を1画面ずつ表示し、上下にスクロールしながら確認できます。

また、ファイル内検索や行番号表示もできるため、ログ確認や設定ファイルの確認でもよく使われます。

この記事では、Linux初心者向けにlessコマンドの意味、基本的な使い方、終了方法、スクロール操作、検索方法、よく使うオプション、cat・more・head・tailとの違い、よくあるエラーまでわかりやすく解説します。

  1. lessコマンドとは?
  2. lessコマンドの基本的な使い方
  3. lessコマンドの終了方法
  4. lessコマンドを使う基本の流れ
  5. lessコマンドでファイルを開く実行例
  6. lessコマンドの基本操作一覧
  7. lessコマンドで下へスクロールする
  8. lessコマンドで上へ戻る
  9. lessコマンドで先頭へ移動する
  10. lessコマンドで末尾へ移動する
  11. lessコマンドで検索する
  12. lessコマンドで次の検索結果へ移動する
  13. lessコマンドで前の検索結果へ戻る
  14. lessコマンドで大文字小文字を区別せず検索する
  15. less -Nで行番号を表示する
  16. less +Gで最初から末尾を表示する
  17. less -Sで長い行を折り返さず表示する
  18. less -Rで色付き表示を維持する
  19. lessコマンドでよく使うオプション一覧
  20. lessコマンドでログファイルを確認する
  21. lessコマンドで設定ファイルを確認する
  22. lessコマンドとcatコマンドの違い
  23. lessコマンドとmoreコマンドの違い
  24. lessコマンドとheadコマンドの違い
  25. lessコマンドとtailコマンドの違い
  26. lessコマンドとvi・nanoの違い
  27. lessコマンドでよくあるエラー・つまずき
    1. lessを終了できない
    2. No such file or directory
    3. Permission denied
    4. 文字化けする
    5. 画面が横に長くて見づらい
  28. lessコマンドで表示できないときの確認ポイント
  29. lessコマンドを安全に使うコツ
  30. lessコマンドを使った練習手順
    1. 1. ホームディレクトリへ移動する
    2. 2. 練習用ディレクトリを作成する
    3. 3. 練習用ディレクトリへ移動する
    4. 4. 練習用ファイルを作成する
    5. 5. lessでファイルを開く
    6. 6. ファイル内を検索する
    7. 7. lessを終了する
  31. lessコマンドを覚えると何ができるようになる?
  32. lessコマンドのよくある質問
    1. lessコマンドは何に使いますか?
    2. lessコマンドの基本形は何ですか?
    3. lessコマンドを終了するにはどうしますか?
    4. lessで下へ進むにはどうしますか?
    5. lessで上へ戻るにはどうしますか?
    6. lessで検索するにはどうしますか?
    7. less -Nとは何ですか?
    8. less +Gとは何ですか?
    9. less -Sとは何ですか?
    10. lessとcatの違いは何ですか?
    11. lessとmoreの違いは何ですか?
    12. lessとtailの違いは何ですか?
    13. lessで表示できない原因は何ですか?
  33. まとめ

lessコマンドとは?

lessコマンドとは、Linuxでファイルの中身をスクロールしながら表示するためのコマンドです。

たとえば、sample.txtというファイルをlessで開く場合は、次のように実行します。

less sample.txt

実行すると、sample.txtの中身がターミナルに表示されます。

catコマンドのように全体を一気に表示するのではなく、画面内に収まる範囲を表示しながら、上下に移動して内容を確認できます。

長いファイルやログファイルを確認するときに便利です。

lessコマンドの基本的な使い方

lessコマンドの基本的な使い方は、次の通りです。

less ファイル名

たとえば、access.logというログファイルを開きたい場合は、次のように実行します。

less access.log

ファイルが開いたら、キーボード操作で上下にスクロールできます。

lessコマンドは、ファイルを編集するコマンドではありません。

基本的には、ファイルの中身を閲覧するためのコマンドです。

lessコマンドの終了方法

lessコマンドで初心者が最もつまずきやすいのが、終了方法です。

lessでファイルを開いたあと、通常のプロンプトに戻るには、キーボードでqを押します。

q

qはquitの意味です。

lessを開いたあとに「画面から戻れない」と感じたら、まずqを押しましょう。

Ctrl + Cではなく、lessではqで終了するのが基本です。

lessコマンドを使う基本の流れ

Linux初心者は、lessコマンドを単体で覚えるよりも、pwd、ls、catとセットで覚えると理解しやすいです。

基本の流れは次の通りです。

pwd
ls -l
cat sample.txt
less sample.txt

まずpwdで現在いるディレクトリを確認します。

次にls -lで、ファイルが存在するか確認します。

短いファイルならcatで中身を確認できます。

長いファイルならlessでスクロールしながら確認します。

この流れを覚えると、Linuxでファイルの中身を確認するときに、catとlessを使い分けやすくなります。

lessコマンドでファイルを開く実行例

実際にlessコマンドを使う例を見てみましょう。

まず、練習用ファイルを作成します。

echo "line1" > sample.txt
echo "line2" >> sample.txt
echo "line3" >> sample.txt

ファイルの中身をcatで確認します。

cat sample.txt

実行結果は次の通りです。

line1
line2
line3

同じファイルをlessで開く場合は、次のように実行します。

less sample.txt

lessで開いたあと、終了するにはqを押します。

q

lessコマンドの基本操作一覧

lessコマンドでは、キーボードを使ってファイル内を移動します。

初心者が最初に覚えておきたい基本操作は、次の通りです。

キー 意味
q lessを終了する
Space 1画面下へ進む
b 1画面上へ戻る
Enter 1行下へ進む
1行上へ移動する
1行下へ移動する
g ファイルの先頭へ移動する
G ファイルの末尾へ移動する
/キーワード キーワードを検索する
n 次の検索結果へ移動する
N 前の検索結果へ移動する

まずは、qで終了、Spaceで下へ進む、bで上へ戻る、/で検索する、の4つを覚えれば十分です。

lessコマンドで下へスクロールする

lessでファイルを開いたあと、下へスクロールするにはSpaceキーを押します。

Space

Spaceキーを押すと、1画面分下へ進みます。

1行ずつ下へ進みたい場合は、Enterキーまたは下矢印キーを使います。

Enter

ログファイルや長い設定ファイルを少しずつ確認したいときに便利です。

lessコマンドで上へ戻る

lessで上へ戻りたい場合は、bキーを押します。

b

bを押すと、1画面分上へ戻ります。

1行ずつ上へ戻りたい場合は、上矢印キーを使えます。

catコマンドでは、表示が流れてしまうと上へ戻るのが難しい場面があります。

lessなら上下に移動しながら内容を確認できるため、長いファイルの確認に向いています。

lessコマンドで先頭へ移動する

lessでファイルの先頭へ移動したい場合は、gキーを押します。

g

gを押すと、ファイルの一番上へ移動します。

長いファイルを読んでいて、最初に戻りたいときに便利です。

lessコマンドで末尾へ移動する

lessでファイルの末尾へ移動したい場合は、大文字のGを押します。

G

Gを押すと、ファイルの一番下へ移動します。

ログファイルでは、末尾に新しい情報があることが多いため、Gで末尾へ移動する操作はよく使います。

小文字のgは先頭、大文字のGは末尾と覚えておきましょう。

lessコマンドで検索する

lessコマンドでは、ファイルの中からキーワードを検索できます。

検索するには、スラッシュのあとにキーワードを入力します。

/キーワード

たとえば、errorという文字を検索したい場合は、lessでファイルを開いた状態で次のように入力します。

/error

Enterを押すと、errorに一致する場所へ移動します。

ログファイルからエラーを探したいときに便利です。

lessコマンドで次の検索結果へ移動する

lessで検索したあと、次の検索結果へ移動するにはnキーを押します。

n

たとえば、/errorで検索したあとにnを押すと、次のerrorへ移動します。

同じキーワードがファイル内に複数ある場合、nを使うことで順番に確認できます。

lessコマンドで前の検索結果へ戻る

前の検索結果へ戻りたい場合は、大文字のNを押します。

N

nは次の検索結果、Nは前の検索結果です。

検索結果を行き来しながら確認したいときに便利です。

lessコマンドで大文字小文字を区別せず検索する

lessでは、環境や設定によって検索時に大文字小文字が区別されることがあります。

大文字小文字を区別せずに検索したい場合は、lessを開いたあとに -i の動作を使う方法があります。

コマンド実行時に次のように指定できます。

less -i sample.txt

これにより、検索時に大文字小文字の違いを無視しやすくなります。

たとえば、Error、ERROR、errorをまとめて探したい場合に便利です。

less -Nで行番号を表示する

less -Nを使うと、行番号を表示しながらファイルを確認できます。

less -N sample.txt

行番号が表示されると、何行目に目的の内容があるのかを確認しやすくなります。

設定ファイルやエラーメッセージで「何行目を確認してください」と言われた場合にも便利です。

行番号付きで確認したい場合は、less -Nを使うと覚えておきましょう。

less +Gで最初から末尾を表示する

less +Gを使うと、ファイルを開いた時点で末尾に移動できます。

less +G sample.log

ログファイルでは、最新の内容が末尾にあることが多いため、最初から末尾を見たいときに便利です。

通常のlessで開いたあとにGを押して末尾へ移動することもできます。

less sample.log

開いたあとに次のキーを押します。

G

less -Sで長い行を折り返さず表示する

less -Sを使うと、長い行を折り返さずに表示できます。

less -S sample.log

通常、長い行は画面幅に合わせて折り返されることがあります。

しかし、ログファイルやCSVのように1行が長いファイルでは、折り返されるとかえって見づらい場合があります。

そのようなときはless -Sを使うと、横方向に長い行を折り返さずに確認できます。

左右へ移動したい場合は、矢印キーを使います。

less -Rで色付き表示を維持する

less -Rを使うと、色付きの出力をある程度維持して表示できます。

less -R sample.txt

たとえば、色付きのログやコマンド出力をlessで確認したい場合に使われることがあります。

通常のテキストファイルを確認するだけなら、less -Rを使う必要はあまりありません。

色付き表示が崩れる場合に使うオプションとして覚えておくとよいです。

lessコマンドでよく使うオプション一覧

lessコマンドで初心者が知っておきたい使い方をまとめると、次の通りです。

コマンド 意味 使う場面
less file.txt ファイルをスクロール表示する 長いファイルを確認したいとき
less -N file.txt 行番号付きで表示する 行番号を確認したいとき
less +G file.txt 末尾から表示する ログの最新部分を見たいとき
less -S file.txt 長い行を折り返さず表示する ログやCSVを確認したいとき
less -i file.txt 検索時に大文字小文字を区別しにくくする キーワード検索をしやすくしたいとき
less -R file.txt 色付き表示を維持しやすくする 色付きログや出力を見るとき

初心者は、まずless、less -N、less +G、less -Sを覚えるとよいです。

lessコマンドでログファイルを確認する

lessコマンドは、ログファイルの確認でよく使われます。

たとえば、/var/logディレクトリにあるログファイルを確認する場合は、次のように実行します。

less /var/log/syslog

環境によっては、ログファイル名が異なる場合があります。

ログディレクトリの中身を確認するには、lsを使います。

ls -l /var/log

ログファイルは行数が多いことが多いため、catよりもlessで確認するほうが見やすいです。

エラーを探したい場合は、lessで開いたあとに/errorのように検索できます。

/error

lessコマンドで設定ファイルを確認する

lessコマンドは、設定ファイルを確認するときにも便利です。

たとえば、設定ファイルの内容を編集せずに確認したい場合は、lessを使います。

less /etc/hosts

lessは閲覧用のコマンドなので、基本的にはファイルの中身を変更しません。

設定ファイルを安全に確認したい場合に向いています。

編集したい場合は、vi、vim、nanoなどのエディタを使います。

lessコマンドとcatコマンドの違い

lessコマンドとcatコマンドは、どちらもファイルの中身を確認するときに使います。

ただし、表示方法が大きく違います。

コマンド 特徴 向いている場面
cat ファイル全体を一気に表示する 短いファイルをすぐ確認したいとき
less スクロールしながら表示する 長いファイルをじっくり確認したいとき

短いファイルならcatが便利です。

長いファイルやログファイルならlessが向いています。

初心者は、短いファイルはcat、長いファイルはlessと覚えるとわかりやすいです。

lessコマンドとmoreコマンドの違い

moreコマンドも、ファイルの中身をページ単位で表示するためのコマンドです。

more sample.txt

moreは古くからあるページャーで、ファイルを少しずつ表示できます。

lessはmoreよりも柔軟に操作でき、上下移動や検索がしやすいです。

コマンド 特徴
more ページ単位で表示する
less 上下移動や検索がしやすい

Linux初心者は、まずlessを覚えれば問題ありません。

lessコマンドとheadコマンドの違い

headコマンドは、ファイルの先頭部分だけを表示するコマンドです。

head sample.txt

lessは、ファイル全体をスクロールしながら確認できます。

headは、先頭の数行だけを素早く確認したい場合に使います。

コマンド 表示範囲 向いている場面
less ファイル全体 全体をスクロールして確認したいとき
head 先頭部分 最初の数行だけ確認したいとき

ファイル全体を見たい場合はless、先頭だけでよい場合はheadを使うと効率的です。

lessコマンドとtailコマンドの違い

tailコマンドは、ファイルの末尾部分だけを表示するコマンドです。

tail sample.txt

lessは、ファイル全体をスクロールしながら確認できます。

tailは、ログファイルの最新部分を確認したいときによく使います。

コマンド 表示範囲 向いている場面
less ファイル全体 全体をスクロールして確認したいとき
tail 末尾部分 ログの最新部分を確認したいとき

ログファイルをじっくり確認したい場合はless、最新の数行だけ見たい場合はtailが便利です。

lessコマンドとvi・nanoの違い

lessコマンドは、ファイルを閲覧するためのコマンドです。

viやnanoは、ファイルを編集するためのエディタです。

コマンド 役割
less ファイルを閲覧する
vi ファイルを編集する
nano ファイルを編集する

内容を確認するだけならlessを使います。

内容を変更したい場合は、viやnanoを使います。

設定ファイルを誤って編集したくない場合は、まずlessで確認するのが安全です。

lessコマンドでよくあるエラー・つまずき

lessコマンドを使っていると、エラーや操作のつまずきが発生することがあります。

初心者がよく遭遇するポイントを確認しておきましょう。

lessを終了できない

lessを開いたあと、通常のコマンド入力画面に戻れない場合は、qを押します。

q

lessの終了はqです。

初心者はまずこれを覚えておきましょう。

No such file or directory

No such file or directoryは、「そのようなファイルやディレクトリはありません」という意味です。

存在しないファイルをlessで開こうとすると、次のようなエラーが表示されることがあります。

less sample.txt
sample.txt: No such file or directory

この場合、sample.txtが現在のディレクトリに存在しない可能性があります。

まずpwdで現在地を確認し、lsでファイルがあるか確認しましょう。

pwd
ls -l

Permission denied

Permission deniedは、「権限がありません」という意味です。

読み取り権限がないファイルをlessで開こうとすると表示されることがあります。

less secret.txt
secret.txt: Permission denied

この場合、現在のユーザーにそのファイルを読む権限がありません。

ls -lで権限を確認できます。

ls -l secret.txt

権限がないファイルを無理に開こうとせず、必要な権限があるか確認しましょう。

文字化けする

lessでファイルを開いたときに文字化けする場合、文字コードが原因の可能性があります。

特に日本語ファイルやWindowsで作成したファイルをLinuxで開く場合、文字化けすることがあります。

文字化けする場合は、ファイルの文字コードや環境設定を確認する必要があります。

初心者のうちは、Linuxサーバーで扱うファイル名や内容を英数字中心にするとトラブルを減らせます。

画面が横に長くて見づらい

ログファイルやCSVファイルでは、1行が長くて見づらいことがあります。

その場合は、less -Sを使うと折り返しを抑えて表示できます。

less -S sample.log

横方向へ移動したい場合は、左右の矢印キーを使います。

lessコマンドで表示できないときの確認ポイント

lessコマンドでファイルを表示できないときは、次のポイントを確認しましょう。

  • 現在地をpwdで確認したか
  • 対象ファイルが存在しているか
  • ファイル名を間違えていないか
  • 読み取り権限があるか
  • 対象がバイナリファイルではないか
  • 文字コードが合っているか
  • lessを終了するにはqを押すことを知っているか

エラーが出たら、まず次のコマンドで現在地とファイルの状態を確認すると原因を探しやすくなります。

pwd
ls -la

lessコマンドを安全に使うコツ

lessコマンドは、基本的にはファイルを閲覧するためのコマンドです。

そのため、lessでファイルを開いただけで内容が変更されることはありません。

設定ファイルやログファイルを確認するだけなら、viやnanoで開くよりも安全な場面があります。

初心者は、次の流れを習慣にすると安心です。

pwd
ls -l
less ファイル名

まずpwdで現在地を確認します。

ls -lで対象ファイルが存在するか確認します。

lessでファイルを開きます。

確認が終わったらqで終了します。

lessコマンドを使った練習手順

Linux初心者は、練習用ディレクトリでlessコマンドを試すと理解しやすくなります。

次の手順で練習してみましょう。

1. ホームディレクトリへ移動する

cd

2. 練習用ディレクトリを作成する

mkdir less-practice

3. 練習用ディレクトリへ移動する

cd less-practice

4. 練習用ファイルを作成する

echo "line1" > sample.txt
echo "line2" >> sample.txt
echo "error line" >> sample.txt
echo "line4" >> sample.txt

5. lessでファイルを開く

less sample.txt

6. ファイル内を検索する

lessで開いた状態で、次のように入力します。

/error

7. lessを終了する

確認が終わったら、qを押して終了します。

q

この練習を行うと、lessで開く、検索する、終了するという基本操作を確認できます。

lessコマンドを覚えると何ができるようになる?

lessコマンドを覚えると、Linuxで長いファイルを効率よく確認できるようになります。

具体的には、次のような作業に役立ちます。

  • 長いテキストファイルをスクロールして確認する
  • ログファイルの内容を確認する
  • 設定ファイルを編集せずに確認する
  • ファイル内のキーワードを検索する
  • エラー行を探す
  • 行番号付きでファイルを確認する
  • ファイルの先頭や末尾へすばやく移動する
  • catでは見づらい長い出力を確認する

LinuxサーバーやVPSを扱う場合、ログや設定ファイルを確認する場面は多くあります。

lessコマンドを使えるようになると、ファイル確認の作業がかなり楽になります。

lessコマンドのよくある質問

lessコマンドは何に使いますか?

lessコマンドは、Linuxでファイルの中身をスクロールしながら表示するために使います。

長いファイル、ログファイル、設定ファイルを確認するときに便利です。

lessコマンドの基本形は何ですか?

基本形は次の通りです。

less ファイル名

たとえば、sample.txtを開く場合は次のように実行します。

less sample.txt

lessコマンドを終了するにはどうしますか?

lessコマンドを終了するには、qキーを押します。

q

lessで開いた画面から戻れない場合は、まずqを押しましょう。

lessで下へ進むにはどうしますか?

1画面下へ進むには、Spaceキーを押します。

1行ずつ下へ進みたい場合は、Enterキーまたは下矢印キーを使います。

lessで上へ戻るにはどうしますか?

1画面上へ戻るには、bキーを押します。

1行ずつ上へ戻りたい場合は、上矢印キーを使います。

lessで検索するにはどうしますか?

lessで検索するには、スラッシュのあとにキーワードを入力します。

/キーワード

次の検索結果へ移動するにはn、前の検索結果へ戻るにはNを使います。

less -Nとは何ですか?

less -Nは、行番号を表示しながらファイルを開くためのオプションです。

less -N sample.txt

less +Gとは何ですか?

less +Gは、ファイルを開いた時点で末尾へ移動するための使い方です。

less +G sample.log

ログファイルの最新部分を確認したいときに便利です。

less -Sとは何ですか?

less -Sは、長い行を折り返さずに表示するためのオプションです。

ログファイルやCSVファイルのように、1行が長いファイルを確認するときに便利です。

lessとcatの違いは何ですか?

catはファイル全体を一気に表示します。

lessはファイルをスクロールしながら表示できます。

短いファイルはcat、長いファイルはlessが向いています。

lessとmoreの違いは何ですか?

moreはファイルをページ単位で表示するコマンドです。

lessは上下移動や検索がしやすく、より柔軟にファイルを確認できます。

初心者はまずlessを覚えるとよいです。

lessとtailの違いは何ですか?

lessはファイル全体をスクロールしながら確認できます。

tailはファイルの末尾部分だけを表示します。

ログの全体を見たい場合はless、最新の数行だけ見たい場合はtailが便利です。

lessで表示できない原因は何ですか?

ファイルが存在しない、ファイル名を間違えている、読み取り権限がない、文字コードが合っていない、などが考えられます。

まずはpwdとls -laで現在地とファイルの状態を確認しましょう。

まとめ

lessコマンドとは、Linuxでファイルの中身をスクロールしながら表示するための基本コマンドです。

基本的な使い方は、lessの後ろにファイル名を指定します。

less sample.txt

lessで開いたあと、終了するにはqを押します。

q

1画面下へ進むにはSpaceキー、上へ戻るにはbキーを使います。

ファイル内を検索するには、/のあとにキーワードを入力します。

/error

次の検索結果へ移動するにはn、前の検索結果へ戻るにはNを使います。

行番号を表示したい場合は、less -Nを使います。

less -N sample.txt

ログファイルの末尾から確認したい場合は、less +Gが便利です。

less +G sample.log

短いファイルをすぐ表示したい場合はcat、長いファイルをスクロールしながら確認したい場合はlessが向いています。

Linux初心者は、まずlessでファイルを開く、qで終了する、/で検索する、nで次の検索結果へ進む、という基本操作を覚えるとよいです。

lessコマンドを使えるようになると、設定ファイルやログファイルの確認がしやすくなり、LinuxサーバーやVPSの操作にも役立ちます。

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