当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

【Windows】AnacondaをインストールしたのにVisual Studio CodeからPython,conda,pipを実行できない場合の対処方法!!

2025年11月8日

AnacondaをWindowsにインストールしていてAnaconda Promptからpythonは使えるのにVS CodeからPythonを実行しても以下のようなエラーになってしまっている場合の対処方法を紹介します!

>python --version
'python' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

原因

AnacondaをインストールしているのにVS CodeでPythonが使えないのは「Anaconda(conda)がWindowsに通っていない」 というのが基本的な原因です。

なので、Anaconda Promptからは実行できても他からは実行できないのです。

WindowsにAnacondaの諸々のPATHが通っていれば、VS Codeでどのターミナル画面(コマンドプロンプトやPower Shell、Git Bash)を使ってもPythonやpipが使えるようになります。

VS CodeでPythonが使える状態にするには?

VS CodeでPythonが使える状態にするには、以下のcondaコマンドが使える状態のことを指します。

condaとは

condaじゃなくてPythonが使いたいんだけど、、、

そう思ったことでしょう。

condaというのはPythonを動かすための仮想環境なので、わざわざWindowsにPythonやpipのPathを通してWindowsとしてPythonを実行できるようにしなくてもcondaさえ使えるようになればPythonが使えると同義なのです。
仮想環境なのでリソースの許す限り何個でも用途に合わせて、Pythonの実行環境を用意できます!

例えば、、、

データ分析用だったら以下のようなライブラリをまとめて「data_analytics」という名前のconda環境で管理できます。
・pandas
・numpy
・matplotlib
・jupyter

一方で、Webアプリ用の環境も用意して以下ライブラリをまとめて「web_app」という名前で管理するということもできます。
・flask
・sqlalchemy
・pymysql
・gunicorn

他のサーバに移す際は、用意したconda環境をエクスポートして、移送、移送先でcreateすれば全く同じ環境を一発で構築できます!

あれこれ苦労しながらWindowsとしてPythonを実行させるより遥かに便利でしょ~

対象方法

まずはVisualStudioCodeを起動します。

Pythonの拡張機能をインストールする

  1. 左側のメニューで「四角形が4つ並んだアイコン(拡張機能)」をクリックします。
  2. インストールが完了すると、上画像のようにPython、Python Debugger、Python Environmentsも含めてインストールが完了しています。

PythonのインタープリタにAnacondaのpython.exeのパスを設定する

  1. VS Codeの上部にある検索バーに「>python Inter」と入力して、「Python: Select Interpreter」を選択します。
  2. パスが記載されている選択肢をクリックします。
  3. これでanacondaのPythonがVS Codeで使えるようになったはずです。
  4. Pythonのバージョンを確認してみましょう。
    > python --version 
    Python 3.13.5

VS CodeでCondaが認識されない場合

  1. 「Anaconda Prompt」を使って以下のコマンドを実行し、「whare conda」でcondaのパスを確認します。
    >where conda
    C:\ProgramData\anaconda3\Library\bin\conda.bat
    C:\ProgramData\anaconda3\Scripts\conda.exe
    C:\ProgramData\anaconda3\condabin\conda.bat

    C:\ProgramData\anaconda3\condabin\conda.batが対象なので控えておきます。

  2. 環境変数のPathにcondaのパスを追加します。

    まずは、環境変数の編集を開きます。


    ユーザの環境変数内のPathを選択し「編集」を押下します。


    Pathの編集画面で以下のパスを追加し、全て追加出来たらOKを押下します。

    C:\ProgramData\anaconda3
    C:\ProgramData\anaconda3\Scripts
    C:\ProgramData\anaconda3\Library\bin



    PCの再起動をします。

    再起動後にVS Codeからターミナルを開き、「> conda –version」を実行してみます。

    > conda --version
    conda 25.5.1

    上記のように、condaのバージョンが表示されればOKです!

  3. VS Codeの上部の検索バーから「>Terminal: Select Default Profile」で検索し「Command Prompt」を選択します。
  4. VS Codeで新しくコマンドプロンプトを開いたときに以下のようにconda activate baseが実行されれば完璧です!
    C:\Users\username>C:/ProgramData/anaconda3/Scripts/activate
    (base) C:\Users\username>conda activate base
    (base) C:\Users\username>