Ubuntu18.04でapt updateが出来ない時の対処法

目次
今回起こった事象
Ubuntu18.04でLinuxコマンド「apt update」でアップデートしようとした際にに以下のようなエラー分が表示された場合の対処法をメモします。
$ sudo apt update
エラー:1 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu bionic InRelease
'jp.archive.ubuntu.com' を解決できませんでした
エラー:2 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu bionic-updates InRelease
'jp.archive.ubuntu.com' を解決できませんでした
エラー:3 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu bionic-backports InRelease
'jp.archive.ubuntu.com' を解決できませんでした
エラー:4 http://security.ubuntu.com/ubuntu bionic-security InRelease
'security.ubuntu.com' を解決できませんでした
エラー:5 http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu bionic InRelease
'archive.ubuntulinux.jp' を解決できませんでした
エラー:6 http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-non-free bionic InRelease
'archive.ubuntulinux.jp' を解決できませんでした
パッと見て名前解決が出来ていないようですね。。
今までできていたのになんでだろ。。。
解決方法
インターネット上の名前解決が出来ていないということですので、DNSサーバの問い合わせ先IPアドレスを変更することで解決できます。
ネームサーバの問い合わせ先をデフォルトゲートウェイに変更してインターネットへアクセスできるようにしましょう。
/etc/systemd/resolv.confを編集する
$sudo vi /etc/systemd/resolved.conf
resolv.confファイルをviで開くと、今まで編集したことない場合は以下のように表示されているかと思います。
[Resolve]
#DNS=
ここのDNS変数のコメントアウト(#)を外しデフォルトゲートウェイのIPアドレスを設定します。
[Resolve]
DNS=192.168.x.x
デフォルトゲートウェイはNTTのホームゲートウェイの設定を変えずにそのまま使っていれば、192.168.1.1が多いかな?と思います。
変更出来たら保存してviエディタを終了します。
systemd-resolvサービスを再起動する
以下のコマンドでsystemd-resolveの再起動をします。
sudo systemctl restart systemd-resolve
systemd-resolveの起動状態の確認を行う場合は以下のコマンドで確認します。
sudo systemctl status systemd-resolve
正常に起動されている場合はアクティブ状態になっています。
Active: active (running)
DNS情報の登録状態を確認
入力したDNS情報が適用されているか?ということも確認してみましょう。
$ sudo systemd-resolve --status
正常に登録されている場合は、GrobalのDNS Serversが以下のように表示されていると思います。
Global
DNS Servers: 192.168.x.x
apt updateをもう一度実行してみる
再度、apt updateを行いますと、
$ sudo apt update
ヒット:1 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu bionic InRelease
ヒット:2 http://archive.ubuntulinux.jp/ubuntu bionic InRelease
・
・
・
といったように接続に成功しました。
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